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英語順調

今日はとても満足しています。

理由は授業に出ていた生徒は分かると思いますが、久しぶりに通しで解いた英語マーク演習でそれぞれが勉強の成果を発揮してくれたからです。1997年本試験を解いて、上から順番に191・187・186・179・146・145・109点(平均163点)でした。

上の4人は最初からある程度の基礎があった生徒ですので順当(それでも立派)なわけですが、下の3人は50点前後、というよりはほとんど何も分かっていない状態から半年足らずでここまで上げてきたわけで、その努力と粘り強さに感心しています。当塾のやり方で勉強すれば絶対に成績が上がるというのはもちろん嘘ではありません。しかし、そうは言うもののなかなか簡単には成績が上がらない中で、それを信じて勉強を続ける姿勢自体を高く評価したいと思います。受験の成否はおそらくこの辺りの精神力でしょうから

まだ満足のいく点数が取れていない方も引き続き現在のペースで勉強を続けてください。確実に志望校まで届くとは言い切れませんが、少なくともやった分は必ず報われます。特にセンター英語は時間切れの心配がなくなった途端に急激に成績が高め安定します。逆に言えば、時間の心配をしているうちはまだまだ素人です。とりあえず速読の稽古です。

センター英語8割で満足するような中途半端な授業はやりません。
センター英語はあくまでも満点が目標です。頑張ってください。



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テーマ:大学受験│ジャンル:学校・教育
本日のまとめ | コメント(2) | トラックバック(0)2007/09/26(水)18:06

記憶の射程

こんばんは。またしても間隔が空いてしまいました。
色々とハプニングもあり、大変ながらも楽しく過ごしています。

今日は暗記の方法について少し詳しく書いておきたいと思います。
受験勉強の暗記に関して最も重要なことは「反復」+αリンク参照)でありまして、これにはおそらく異論がないことと思いますが、生徒を見ていて思うのは反復の仕方があまり上手くない、というより下手だということです。

特に気になる点をふたつ挙げておきます。

ひとつは反復の基、スタート地点となる最初の暗記段階についてですが、ここで最も重要なのはスピードです。じーっと長時間テキストを眺めているだけでは暗記はできません。また、最初から何度も何度も紙に書いたところで時間ばかりかかって効率は非常に悪いです。それではどうすればいいのかと言いますと、最初は適当でいいのです。とりあえず短時間で適当に覚えてみることから始めます。実際に当塾では授業中に暗記作業を行うことが多いのですが、結構ムチャな分量でも「はい、これ5分で覚えてね!」→即テストの流れでやっています。プリント1枚に対して10分もかけることはありません。あれは授業時間上仕方なくというよりはむしろ、好んであの方法で覚えてもらっているのです。いいですか、最初は適当でいいのです。その際の「自問自答」や「こじつけ」等の細々したテクニックは徐々に体得していってくれれば結構です。また、深く理解したい場合は暗記とは別の時間と割り切って別途楽しみましょう。これは時間無制限で気が済むまでという感じです。

次に、その後に行うテストに関してですが、世界史文化史のときにやったように基本方針は「できるところは口頭(or脳内)で済まし、できないところだけを紙に書く」ことです。その際に紙に書かざるを得ない単語は最初の暗記段階であやふやだった部分であり、これこそがみなさん各自にとって暗記しなければならないものです。紙に書き出したときに極力その単語を自分で説明し直して、「よし、覚えた!」と確実に確認してから次にいきましょう。そうすると自分にとって覚えにくい単語・事項だけが紙の上に蓄積されていくことになり、段々話が読めてきたとは思いますが、これをうまくやれれば反復が物凄いスピードで、かつ非常に効率的に行えるという利点があります。塾生で私が言いたいことが分からない人はいないとは思いますが、もし分からない場合は直接聞きにきてください。これから暗記モノを詰めていく際に必要な武器です。

最後に注意点ですが、このやり方でどんどん範囲を進めていくと膨大な数の事項が紙に残ることにもなるかもしれません。その場合、最初の方に書いた事項はほぼ完璧に忘れていることが多いでしょう。それでは意味がありません。それではどうすればいいのかと言いますと、まず現時点での自分の記憶の射程範囲を把握しておくのです。たとえば、射程が長い人であれば20コ程度の事項が溜まるまで範囲を進めても構わないでしょうし(おそらく限界が20コ程度だと思います)、射程が短い人であれば5コ溜まったらいったん止まって紙に書かれた事項を自分でまた説明し直してみてください。説明できるということは覚えているということ、また、それが私の言いたい「反復の上手いやり方」ということです。それ以降は5コ単位で常に最初まで戻って説明し続けます。射程が長ければ長いほど時間は短縮されて有利ではありますが、短く設定してもみなさんが今までやってきた方法よりは遥かに時間がかからず、かつ、しっかりと暗記できます。その紙を取っておいて次の日の通塾途中に見直す、日付けを書いておいて一週間後、一ヵ月後に見直す、までやると完璧過ぎて涙が出ます(これは授業で行う予定です)。ここまでマスターすると各種受験勉強の暗記モノで苦しむことは一生ないでしょう。実際に私は単純暗記モノなら覚えられないものなんて何一つありません。

さて、理解して頂けたでしょうか。
それでは具体例を挙げて終わりにしたいと思います。


例)世界史教科書速攻暗記術

?教科書の1節(章・節とある中の節)を5分以内で適当に暗記します
?すぐに赤下敷きで隠して簡易テストを実行します
?上記のように分からない単語だけを紙に書いていきます
?自分の射程と照らし合わせてある程度溜まったら反復作業

以上を繰り返せば2時間で15ページ程度は軽く始末できます。全部で300ページ程度ですからトータル40時間もあれば一周できることになります。しかも二周目以降は初期暗記の時間が不要なうえにすでにある程度は覚えていますから、論理必然的にさらに時間は短縮されます。これが「教科書10周は基本」という言葉の真の意味です。そうでなければまず10周もできません。ゆっくりマイペースで時間をかけてしっかり暗記、これ全部ウソです。ウソと言うと語弊がありますね。言い換えましょう、虚偽です。高速ハイペースで時間をかけずに超反復→しっかり暗記、これが基本です。

世界史は言うに及ばず、英文法問題集、英単語、古典文法、古文単語などなど、私立文系受験に必要な学力の大半はこのやり方で完全にカバーできます。しかも、読んでお分かり頂けたと思うのですが、勉強する意志さえあれば誰にでも確実に実行できます。週刊誌の裏に載っている怪しい暗記法の、どう控えめに見積もっても100倍は効果が期待できると思います。スキルだけじゃ受験は越えられない(情熱がないとね)。ただし、スキルなくして受験を制すことは難しいのも真。


世界史なんて覚えるだけじゃん。
受験が終わったら高らかに宣言しましょう。


ついでに書いておくと、この意味で暗記系は全て楽勝なんですが、ただ一点、英語速読だけは地道に読み込みを続けなければ手の打ちようがありません。私がしつこく「読み込みだけは…」と遺言のように言い続けているのはそのためです。何があっても毎日読んでください。直前期にはもう何もアドバイスできないということは先に言っておきます。



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本日のまとめ | コメント(0) | トラックバック(0)2007/09/24(月)21:41

成功する浪人像

こんにちは。
今日はこの時期特有の悩みについて書いておこうと思います。

まず「この時期特有の悩み」とは何かと言いますと、ズバリ「焦り」です。特に浪人生に顕著に見られます。その理由としてはふたつ考えられまして、その二方向から考えた場合、およそ全ての浪人生が現在焦りを感じていることと思います。

理由1:4月からしっかり勉強してこなかった
これは実際に全然勉強してこなかった方に加えて、自分の「理想通りに」勉強が進んでいない方も含まれます。前者はよほど意識を変えないともはや厳しいと思いますが、後者は悩むようなことではありません。そのまま這うように勉強しましょう。

理由2:思ったように成績が上がらない
浪人開始当初、ほぼ全ての人がかなり甘い青写真を描いていることと思います。勉強すれば成績は"すぐに"上がる、と。この妄想が無謀な高望みのもとです。酷ではありますが現実をありのままに描写すれば、そんな人は現役で大学に入っています。たしかに勉強しなければ成績が上がらないのは真ですが、逆は必ずしも真ならず。特に語学に関してはここでも何度も触れているように、学習効果を感じられるのはよほど真面目にやっても最低3ヶ月、普通は6ヶ月ほどかかります。今まで6年間できなかったものがそう簡単に克服できると考える方が甘いのです。

以上を考え合わせますと、成功する浪人像というものが見えてくると思います。先が見えない中で?「地道に毎日学習を重ね」、なおかつ?「焦りを抑えて勉強し続けることができる」受験生です。逆転合格を狙っている場合はどちらが欠けてもまともな結果にはなりません。例年、?をクリアできる方は一定数いるのですが(というより、できない方は論外)、?段階では相当な精神力を必要とされ、ここで挫折する人が跡を絶ちません。ひどい場合は直前期に成績が急落、完全に自滅するということもあります。

私からのアドバイスとしては受験を甘く見ないこと、これに尽きます。4月からの地道な学習、この時期の焦り、直前期の猛烈追い込み、これら全てを乗り越えてこそ結果に繋がるのです。最初からそう考えておけば悩んでいる暇などはなくなると思います。ともあれ、やるしかありません

最後にひとつ救われることを書いておきますと、勉強量は絶対に裏切りません。みなさんが思うような右肩上がりの上昇カーブは描かないにせよ、今日の苦しみは確実に明日の糧になります。それだけは揺るがない真実です。今年一年どれだけ苦しめるか、それが勝負の分かれ目です。



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本日のまとめ | コメント(7) | トラックバック(0)2007/09/01(土)14:10

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プロフィール

村山雅俊

Author:村山雅俊
1978年福岡生まれ

久留米大学附設中・高を経て東京大学文科3類入学。2004年3月、同大学英米文学科卒業。2004年4月、学習塾DietStudy(現EDIT STUDY)創業。

DietStudy理念:
当塾の目標は「諦めなくてよいシステム」を作り上げることです。具体的には、一流企業入社への最低条件と言われるMARCHに、どのような状況からでも合格可能であることを証明します。別に一流サラリーマンにならなくてもいいのです。ただ、1年間必死で頑張ることで「結果」を掴み、それを「自信」として気持ちのいい人生を歩んでいくお手伝いをしたいと考えています。

※ 現在のEDIT STUDYの理念とは多少異なりますが当初のまま残しています。

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