勉強質問8
Q8. ぼくは将来の職業で悩んでるのですが、塾長さんはなんで塾の先生に決めたのですか?将来の参考にしたいので教えてください!
A8. 私が個人的に思っているのは、なりたい職業なんてものは数え上げればいくらでもありまして、よほど強烈な体験がないかぎり「これしかない!」と猛進できることはないでしょう。さらに大学の四年間で志望が変わることは本当にザラでして、私は塾をやろうとは全く考えていませんでしたし、逆に「教師になる!」と固く決意していた人が大学で遊び呆けて留年→サラリーマンなんてのも聞きます。
大事なことはモラトリアムの語義通り、大学を猶予期間としてそこで考えることではないでしょうか。以前にも書きましたが、18歳前後で明確な進路選択ができるほどの情報量は日本の高校生・浪人生に与えられていません。「何かやりたい!」と思ったら自分で情報収集する必要があります。極めて現実的に言えば、もう一つの選択肢として「親の言う通りにする」がありますが、私としてはこれを選択とは呼べないですね。
さて、私がなぜ塾をやろうと思ったのかを詳細に話すと異常に長くなるのですが、簡単に言えば「やりたいこと」と「できること」を照らし合わせて決めました。大学生の頃、「やりたいこと」だけを追い求めて塾とは全く関係のない活動をしていたのですが、これが大失敗し、その反省から「できること」「頑張ればできそうなこと」の中から「やりたいこと」を探したところ、塾に辿り着きました。実際やってみると苦労もありますが、そもそも人に教えることは好きなので自分も楽しみながらやれています。
「なんで会社員にならなかったのか?」と問いを変換すれば、「天邪鬼だから」ということになりそうです。簡単に書きすぎたかもしれません。とりあえず悩んだのは私も同じですよ。
テーマ:大学受験│ジャンル:学校・教育
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│2005/06/02(木)13:51